寛容になれない屁理屈太郎
なんと言ふか、その、「書いてはいけないこと」と云ふのがあるやうな気がしてゐる。一般論ではなく、非常に個人的な、屁理屈太郎だけの世界の話だけど。ウェブを徘徊してると、この「(屁理屈太郎の考へる)書いてはいけないこと」を書いてゐるサイトがあつたりする。
さうすると、屁理屈太郎の中で、そのサイトの評価が少しだけ、カタンと小さな音をたてて、落ちる。確実に落ちる。
この落ちた分は、屁理屈太郎の中では、決して挽回されることはない。ほんの少しなんだけど、ずつと消えない。他の部分がどんなに優れてゐても、落ちた分のマイナス評価が相殺されることはない。屁理屈太郎は何かの拍子にふと「ああ、さういへばこのサイト、以前『(屁理屈太郎の考へる)書いてはいけないこと』を書いてたなあ」とか思ひ出す。
自分でも、「もつと寛容になるべき」とか「欠点を責めても何も生まれない」とか思ふ。
でも、それでもやつぱり、「書いてはいけないこと」は、あるんぢやないかと感じてゐる。屁理屈太郎の中には、これからもずつと、「書いてはいけないこと」が存在し続けるのだらう、と思ふ。
きっと、かういふのが屁理屈太郎なのだらう、と思ふ。
しおん日々想 「ダブルベッド」
相田しおんさんに賛成。なんだか切なくて涙がでさうだ。世の中には子供を欲しがる人が大勢ゐる。私は自分が結婚するまで知らなかつたのだけど、そりやあもう、驚くほどの人たちが、驚くほど切実に、子供を欲しがる。自分が欲しがるのは勝手だけど、親類縁者にまで「あんたも欲しいでせう、欲しがりなさい、欲しがれよホラ」とか言ひ出す。まつたくひどい世の中だ。
結婚までは素振りすらなかつたのに、結婚したとたんに「子供、子供」と言ひ出す人を、たくさん見てきた。その度に私はうんざりした。相田しおんさんの彼氏のかたや、その親戚のかたがたが、そんな風になりませんやうに。
ハイリハイリフレ背後霊 「香世ちゃんへの手紙」
265 の文章。これつて実話でせうか?
on cloud nine 「一枚の広告」
こちらは実話のやうです。関東に住んでたころ、アンパンマンパンチョコクリーム味といふのを見たことがあります。パン屋さんつてリベラルな感じです。
HOSPITAL 「brother」
スピード感がすごい。最後まで押し切られてしまひました。楽しく読ませていただきました。
CanBoo 「ラストサムライを観て」
彼女のかたは楽しめたのでせうか。ウチは家族で「ファインディング・ニモ」を観たのですが、妻には不評でした。映画つて案外孤独な趣味なのかもしれません。
サヨナラダケガ人生ダ 「おのぞみでない結末」
やはり br 要素の使ひかたが上手いなあ、今回も読みやすくて、よい感じの結末です。ナベツネさんのくだりが好きです。
とおるメモ 「馬鹿にしないで」
あ、いや、社長さんを馬鹿にしてはいけません(意味不明)。
勘。 「1分間で読める『 勘。』2/23[やすみ]」
素直に「あ、さうか!」とひざをポン。納得しました。
ブログ
あちこちで無料のブログをあさつてたんだけど、飽きたのでやめた。
気づいてしまつた
そもそも似非雑文日記は、→雑文の友がテストしてゐる間だけ、といふことで始めさせていただいたのですが、実はもう半年近くもテスト中であることに、今、気づいてしまひました。そろそろ逃げ出さうかと思ひ始めました。