JIS 漢字コード改正
いつのまにか JIS の例示字形が改正されてしまつたやうだ(→JIS 漢字コード表の改正について)。最近仕事が忙しくて、まつたく追ひかけてなかつた。不覚。
例示字形がまたもや変更されることについては、正直うんざり。もつと文字を大事にしようよ。一点一画をもつと丁寧に扱はうよ。
一字一字を見てみる。全体的には、いはゆる「拡張新字体」を無くす方向のやうだ。方向としては悪くないやうな気もするが、そもそも方向云々の問題ではない。文字と云ふのは、そんなに簡単に変更してはいけない。
残業で終電を逃したついでに、ちよつと調べてみよう。
JIS 漢字コード改正について調べた
→報告書を発見。議事録も含まれてゐる。ざつと眺めてみたが、まつたく議論になつてゐない。お勉強会程度。つまんないの(←楽しむつもりだつたらしい)。
議論には見向きもしないで、作業だけをきちんと終はらせてゐるのは、それはそれで立派なことだと思ふ。とはいへ、JIS の改正を作業だけで行なふのは、良くないと思ふ。
言ひがかりはいけないと思ふ
→雨谷の日和で、Java の実行速度についての話題が(→Java の性能)。
Java は、セキュリティを確保する目的から、実行時のエラーチェックを非常に厳密に行なつてゐる。C はそんなことしない。この一点だけをとつても、C のはうが圧倒的に速い。
また、Java のコードを実行するには、Java Virtual Machine が必要である。C にはこれが不要である。この点も C のはうが有利だ。間違ひない。
さらに、多くの C コンパイラは、実行するプラットフォームごとに別々に、ありとあらゆる最適化を行なふ。実行するプラットフォームは事前にわかつてゐるので、非常に高度な最適化が行なはれる。Java の場合、事前にプラットフォームを特定できないので、プラットフォームに依存する最適化は実行時にしか行なへない。ここでも C が有利。
言語仕様設計の話とかもすると、もつと C が有利になる。言語仕様の議論をするのに必要な専門知識を、屁理屈太郎はおほかた忘れてしまつたので、とりあへず逃げる。
まあともかくとにかく、C に比べて、Java は恐ろしく遅い。もし Java の遅さが気にならないのだとしたら、それはもともと速度を気にしなくて良い用途なのだ。
C で 3 秒かかる処理が、Java で 6 秒かかつたとしても、別に誰も気にしない。でも、C で 3 日、Java で 6 日だとしたら、どうだらう。さういふ業務をしてゐる人にとつては「Java なんて遅くて使い物にならん」と云ふのは、正しい。
「下手な組み方したらむしろ C の方が遅い」と云ふのはひどい言ひがかりで、こんなこと言つていいのなら、perl や BASIC だつて十分速いことになつてしまふ。同じプログラマーが C と Java の両方でコードを書いたら、それは間違ひなく C のはうが速いのだ。
眠い
昨日徹夜同然だつたので、さすがに眠い。事業部長も出席された会議で爆睡。相手が事業部長だらうが、わしは負けぬ(←普通は眠つたはうが負けだと思ふ)。