どうして歴史的仮名遣ひなのか

「どうして背景が黒なのか、読みにくいぢやないか」とか「どうして無意味な table タグを使ふのか、音声ブラウザの人が困るぢやないか」とか「どうして山に登るのか、遭難したときの自衛隊の費用は誰が払ふのか」とか。もひとつついでに「どうして title 要素(ウィンドウ上端に表示されてるやつ)にネタを書くのか、『お気に入り』に追加したときに妙なことになるぢやないか」とか(「お気に入り」は IE 用語。IE 用語つてなに?)。

かういつた似てゐるやうで似てない様々な疑問と比較しつつ、自分はどうして歴史的仮名遣ひで書いてるんだらう、と考へてみる。

  • 正しい日本語を勉強するには、日本語の歴史を、つまりは歴史的仮名遣ひを、避けて通ることはできない。
  • 勉強してて楽しい。
  • 誰にも迷惑を掛けてない。

正しい日本語(の歴史)を勉強するには、いはゆる「旧字」も必須だ。これは既存の文字コードでは十分に扱ひきれないので、ここ(へこり日記)では使つてない。日常生活の個人的なメモだけに使つてゐる。仮名遣ひは比較的簡単だが、いはゆる「旧字」はそれなりに難しい。まだまだ修行中である。

でも、とにかく楽しい。学ぶのは楽しい。